2014年04月10日

法隆寺夢殿の枝垂れ桜

夢殿の在る法隆寺東院伽藍の桜をやっと見ることができた。これまで夢殿には桜花の時以外初夏や早春に訪れている。伽藍の北東隅のすでに古木の風格を備えたその枝垂れた姿をみるにつけいつも花の咲く様子を思い描いてみる。
一本桜ならば奈良の地には他にもっと見事な姿を見せてくれる名所がいくらでもある。だけど自分が夢殿の桜にこだわるのは、気持ちの中に法隆寺のもつ精神的な力、或は宗教的な力に強く感応する部分があるからだろう。この桜樹は奈良斑鳩の千数百年の歴史を養分として育った特別な一本なのだ。人がその出自や血統を云々するようにこの桜樹には語るべき高貴な歴史がある。

 s-P4015851法隆寺西大門.jpg

法隆寺を訪れた人ならばだれもが感じると思うが、この寺には他の寺にはない特有な気が流れている。静謐と言ったらよいだろうか。奈良の他の寺が持つような俗っぽさというか人臭さがない。参道を夢殿に向かって西大門から東大門に進んで行く間に知らずしらず心が洗われるというか穏やかな安らぎに似た心持に満たされる。 

 s-P4015889夢殿枝垂桜2.jpg 

夢殿の枝垂れ桜は想像していたものと違った。もっと違う能舞台さながらの幽玄美を思い描いていたのだが。朝日を受け活きいきと輝く生気に溢れていた。自分はその溢れるばかりの勢いに圧倒されどう撮ったら良いのか決められずに右往左往するばかりだった。
まっ、今回はこれでいい。初めて出会ったのだから。次回はもっと落ち着いてゆったりとした気持ちで見ることができると思うから。(平成26年4月1日撮影)

posted by ハマー at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 斑鳩・生駒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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