2011年07月28日

平群谷の夏

信貴山奥之院への参拝に始まって、今年の7月は毎週平群町に来てしまった。先回これで最後と思った
のだが、何か見落としたような、まだ何か発見があるような気がするのだ。

 s-P7266600平群谷の菊畑.jpg
 稲田の上に菊畑が広がる。平群町は小菊の出荷量日本一

平群町の南端、信貴畑地区は小さな谷と尾根が折り重なる複雑な地形で、深い森や藪が人の往来を妨
げる。住居と田畑を結ぶのは人一人がやっと通れる程度の踏み分け道があるだけ。アップダウンもき
つくて人がそこで生活をするのはかなり厳しい環境と思える。
目と鼻の先に見える谷を隔てた隣の集落へ行こうにも道は谷地の田圃で行き止まりになり、先に進め
ない。そんなわけだから点在する集落は一つ一つが孤立していて、それぞれが異なる雰囲気を持って
いる。それぞれの集落がまるで隠れ里のように佇む。

 s-P7266539平群町信貴畑土壁の家.jpg s-P7266545平群町福貴道標.jpg 
 松永久秀の信貴山城へと続く大手道にある道標と石灯篭

しかし、旅行者にとってはそれが生駒山中にある平群の魅力になる。道を歩いていると自分がストレ
ンジャーというか異邦人になったような気分になる。そこだけが時間の流れが止まってしまったよう
な家並みや、散見する石仏や石の道標。
今も集落の入り口には、村内に疫病や害を為す者を拒む勧請縄を張る慣習が残されている。そんな旧
い村落と生活が平群谷にはある。

s-P7266552畦の石仏.jpg s-P7266505福貴.jpg
 水田の畦にある井戸端の石仏          福貴四等三角点にある石仏群

s-P7266595信貴畑勧請縄.jpg s-P7266592信貴畑のお堂.jpg
 「信貴畑勧請の地」                室町前半頃の舟形如来坐像と十三仏
posted by ハマー at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 斑鳩・生駒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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