2009年10月27日

骨董店のアフロな仏様 

不空院の帰り道は、福智院に出る路を選んだ。、シュメイギク(秋明菊)が見ごろのはず。


 道具屋河瀬店構.jpg



道具屋河瀬」が開いていた。飾り棚の骨董を、覗き込んでいたら、ご主人が声をかけてくれた。
道具屋河瀬のご主人河瀬洋三氏、御年82才。さすが古都奈良の骨董店ご主人という風格を具えた
上品な紳士です。
ほんとうに気さくな方で、「地蔵菩薩像」を飾り棚から取り出して見せてくれた。


 地蔵菩薩像.jpg 



私が、名古屋から来ましたと言うと、なんと、河瀬氏は「名鉄百貨店で20年間お店を出していた
と言はれる。名古屋から奈良市へは、JR関西線で直接行けるので、昔は、車社会の現在よりも、
両市の経済関係は強かったと思う。それにしても、何か親近感を抱いてしまう。


 ご神体.jpg



ご主人が「神様」と云われる男神像は、平安貴族の衣冠束帯を着けた一木造りの座像。かつては
お寺の鎮守社にまつられていたものが、流出したのだろう。寺院の仏像と比べ、素朴な造りだが、
霊気漂う森厳さを感じさせる。
手にしていた笏、「先の消えてしまっているのが惜しい」と言わ
れる。
※ 笏先端の形が、方かあるいは円かの違いで、身分が判る。

 
 アフロ仏.jpg



もうひとつ見せていただいたのが、髪の毛(螺髪=らほつ)が伸びてしまったお釈迦様像。
五劫思惟阿弥陀仏」といい、四十八の大願を成就する(人々を救うために)何百億年というと
てつもなく長い時間考え込んでいたためこんなにも髪の毛が伸びてしまった、ということらしい。

姿もユニークだが、無限の時間、坐禅・思惟を続けるという考え方もユニークだなぁー。
※ 五劫思惟阿弥陀仏 http://www.todaiji.or.jp/index/haikan2001/hatiman/amida.htm


道具屋河瀬のご主人河瀬老は、いちげんの客とも言えない旅行者に対して大変親切な方のよう
だ。Webで検索すると、老に対する感謝の言葉で溢れている。又、骨董の目利きとして、
青柳恵介氏の本にも紹介されている著名人のようだ。
これからも、奈良の「良心」として、変わらずに、お元気に過ごされることを、心から祈りま
す。
※ 道具屋河瀬 http://www14.ocn.ne.jp/~tyagayu/douguya.html


posted by ハマー at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良のこといろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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