2009年06月17日

岩船寺から浄瑠璃寺へ

岩船寺三重塔の紫陽花

岩船寺紫陽花と三重塔.jpg

 岩船寺の山門をくぐると正面に見える紫陽花に三重塔。
朝8時30分の開門を待ちきれず境内に走りこみたいはやる気持ちを抑えて、静々と歩を進める。

この後二時間近く撮り続けたが、結局このアングルに勝るフレームを見つけることは出来なかった。
目を通して感じる雰囲気を表現できない。
この頃少しづつコンパクトデジカメの限界を意識している。

小坊主弟切

山門の脇に小さな赤い実をつけた鉢植えに目が行く。
名札に「コボウズオトギリ」とある。
小低木のように見えるが、弟切草の仲間なのだろうか。

小坊主弟切.jpg

岩船寺のご住職と参拝客との話が耳に残っている。
『檀家は36軒しかありません。 花の寺としてここまでやって行けるのは・・・・・
一年草ではなく、花木や多年草を・・・・全国に(岩船寺の)ファンがいればこそ・・・・
仏様が助けてくれている・・・』

確かに境内は紫陽花をはじめたくさんの草花木花がある。
今日は紫陽花が目当てだったから、他の花にレンズを向けることは無かったけど、次に来たときには
もっといろいろ撮ってみようか。

岩船寺から浄瑠璃寺への道

今日のもう一つの目的は、岩船寺から浄瑠璃寺への山道を見に行くことだった。
この道は「当尾の石仏めぐり」の道として知られていることを、ここに来て初めて知った。

三体地蔵.jpg

門前の農家のおばあちゃんから「あちらに三体仏があるよ」とご案内いただいたので、
地図を見ると浄瑠璃寺へ行くのにやや遠回りなるのだが、とりあえず東に歩を進めることにする。
三体地蔵は岩船寺の山門から3分程度のところにあり、道の反対側に境内奥の紫陽花の林が見える。

三体地蔵、方形に縁取りされたデザインがなにか洒落てる。


笑い仏眠り地蔵

笑い仏.jpg  眠り地蔵.jpg

笑い仏、確かに三体ともに笑っているような微笑ましいお顔をされている。
しかし、頭上には巨石のおもしが。でも笑っている。微笑んでいる。
作者のユーモア感覚を感じます。

笑い仏のすぐ横に「眠り地蔵」が地中から顔を出している。
いつからそうしているのか知らないが、何よりも人々の自然に逆らわないというか、ありのままを
大切にする信心深さを感じるのだ。
ほんとうは地蔵菩薩様はいつまでも寝ていてはいけないはずなんだけどね・・・


からすの壺二尊

「からす」は唐臼のことで、足踏み式の臼のこと。 穀物の加工に用いる食品加工機のことだ。
「壺」は穀物を入れる穴のこと。これは調べてみて初めて知った。
このベース板のような石は臼のパーツなのだ。
現地で見てもこの平たい石がナニなのか想像すら出来なかった。

写真中が「地蔵菩薩立像」右が「阿弥陀如来坐像」で、一つの岩の正面と左側面に彫られている。
地蔵菩薩立像はカプセルに入れられたお地蔵様が地中から現れたような印象で、ちょっと不気味。

それにしても、この磨崖仏、いずれも鎌倉時代の作とのことだが、石仏にしても、鎌倉時代に
石で仏を造る、崖や、岩に仏を彫ることが大流行したようだが、石を彫る技術の確立があって
のこととはおもうが、なぜこうも流行したのだろうか。


唐臼の壺.jpg 地蔵菩薩立像.jpg 阿弥陀如来坐像.jpg



平坦な山道

岩船寺から浄瑠璃寺へ向かう右回りの山道は割となだらかな歩きやすい道だ。
それでも左下の写真、まるで獣道のように削られ踏み固められた細い溝のような道が印象的だ。
この道は人が1300年以上前から使っている道なのだ。静かに感激。

巡礼の道.jpg  県道へ抜ける道.jpg



赤門坂の水呑み地蔵

赤坂門の水呑み地蔵.jpg

唐臼の二尊のある三叉路の真ん中の道を進むと、水呑み地蔵のある赤門坂へ通じる。
案内板に従って進むと、行き止まりに水呑み地蔵がある。
その先には進めない。
説明によればかつて荒木又右衛門が立ち寄って口をすすいだとことある。
誰がつけた説明か知らないが、むしろ「弘法太子が杖で地を突くと清水が湧き出た」くらいの
ほうがありがたみがある。
そもそも、奈良東北部は柳生が近いこともあってか、荒木又右衛門とか柳生一族とかがよく登場する。

滝坂の道では、荒木又右衛門はお地蔵の首を切ったりする不届きものなのだ。 


里山の路

初夏の里山の道には鶯の鳴き声が響き、田んぼの畦にはアザミの紫色の花が目に付く。 
林の入り口あたりにはホタルブクロの白い花が咲いていた。

畦の薊.jpg  ホタルブクロ.jpg


浄瑠璃寺にたどり着いたのは午後一時。1.5km道のりだったけど、三時間近くかかってしまった。
デジカメをポケットに、のんびり当尾の山歩き。
ああ疲れた。 


  














posted by ハマー at 02:22| Comment(0) | 奈良市東郊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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