2013年05月16日

五月の奈良 山に桜の咲くころ

ソメイヨシノの開花が今年は平年より十日程度早かったので、桜まつりが始まる頃にはもう散り桜だったと、花見を予定していた人々は随分困惑していたが、山の桜はいつもと変ることなく丁度田植えの時期に咲いたと土地の人に聞いた。

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奈良盆地を囲む山間部の田植、かつては五月の終わり頃から六月の初めに行われていたものだが、専業農家が少なくなった現在では、家を離れて住む子供や孫の手を借りてGWの連休の間に急いで済ますようになった。
この写真を撮った五月八日奈良の朝の気温は二度前後で、霜が降り、ところによっては薄氷が張るほど寒い朝だった。田植え後にそんな寒さに二度、三度と遭うと植えたばかりの稲の苗は白く変色し凍え死んでしまう。

s-P5084475山の田植後.jpg

つい最近まで、山桜の咲く頃は苗代に種籾(モミ)を播く時を知らせる目安だったのだが、今では田植えは山桜が咲く頃にするようになった。それどころか、稲の苗は農協で購入する農家が増えたそうだ。そのうちに、農家とは農地を持つ家、地主ということになるのではないのか。まるで平安時代のように。

s-朝陽山桜.jpg
posted by ハマー at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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