2013年04月18日

シカに桜 奈良の春風景

飛火野の朝景色

春日山は飛火野で最も姿よく撮ることができる。地形図を見れば容易に了解できることだが、飛火野、春日山、花山、芳山(ほさん)が一直線上にあり、飛火野から見るそれぞれの山の頂上(最高峰)もほぼ一直線上ある、その事が飛火野を絶好の撮影ポイントにしている。

ところで、今まで自分が春日山と思っていたのが実は御蓋山(みかさやま)であることを知った。そして春日山というのは御蓋山と背後に聳える花山、芳山(ほさん)等を含めた総称であり、奈良の地に春日山という名の山は無いという。

 s-P4114059飛火野萌える葉桜.jpg

その御蓋山だが、その山容を目にすることは意外に難しい。というのは太陽の位置つまり太陽光線の角度によっては御蓋山が背後の花山、芳山に重なり紛れ、一体化してしまう場合が多いからだ。ただ、日の出からの数時間、花山・芳山を背景にして御蓋山が名前のごとく貴人のかざす蓋のシルエットに浮かび上がる時間帯がある。そのわずかな時間が絶好の撮影タイムとなる。

その絶好の撮影タイムを狙って飛火野を訪れたのだが、幸運なことに?景色の中に鹿の一群が遊ぶ御蓋山を撮ることができた。飛火野の山桜の白い花はほとんど散ってしまっていたが、枝幹を覆う新葉は陽の光り透過して紅赤や緋色、金茶色に染まり春紅葉の景色を見せていた。この写真を撮った直後に天空は西風が運んでくる雲に覆い尽くされ、一瞬にして木々の輝きは消えてしまった。

 東大寺東塔跡の桜

まだ散らずに咲いていてくれと願いながら東大寺東塔跡の桜を見に行った。基壇周りの地面は散り落ちた花びらで薄桜色に染まり、のどかな仲春の景色を見せてくれていた。桜とシカではあまりにも陳腐ではあるが、如何せん奈良も陳腐な古都ではある。

 s-P4103921東大寺東塔桜の森.jpg

posted by ハマー at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良公園周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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